お雛様の飾り方に関東と関西(京風)で違いがあるって知ってましたか?お雛様は右左どっち?

お雛様の飾りつけをするときに、いつも悩むのが、

お雛様の右・左の位置や、三人官女の道具をどう持つか、お道具を並べる順番はどうだっけ?といったことです。

ここ数年わが家では、前年の飾り方を写真にとっておき、翌年も同じように並べることで解決していましたが、

今年とある人から「お雛様の位置が左右逆じゃないの?」という指摘を受け、関東風・関西風の違いをメインにお雛様の飾り方・並べ方について調べてみました。

それから、最近人気の3段飾りをメインに

  • お人形だけでなく、装具の位置も違いがあるの?
  • 三人官女・お道具の飾り方は?
  • 五人囃子・右大臣 左大臣・仕丁はどう飾ればイイの(7段飾り)
  • おしゃれに飾るにはどうすればいいの

といった疑問についても情報を書いていきたいと思います。是非参考にしてくださいね!

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お雛様の飾り方 お雛様は関東と関西(京風)で右・左の位置が違うって知ってましたか?

雛飾りの最上段には、お雛様とお内裏様が並んで飾られます。この並べ方に地域によって、お雛様が右か左かの違いがあるんです。

関東では、おひな様が向かって右側、関西では向かっては左側に座るのが一般的です。

関西でお内裏様が向かって右側(お内裏様からみて左側)に並びます

日本には「左上位」といって、左側のほうが位が高いという伝統があります。

例えば何かの式典などの時に、国旗と県の旗を並べてステージ正面に掲示するような場合には、必ず向かって左側に国旗がくるように掲示するのが礼儀です。

左上位の由来は、御所での天皇陛下の玉座が左側にあったからなど、所説がありますが、はっきりとした理由はわかっていません。

この伝統を受け継いでいるのが、関西風の雛人形の飾りつけなのですが、別に京雛古式雛などといったりもします。

関東でお内裏様が向かって左側(お内裏様からみて右側)に並びます

関東では、お雛様・お内裏様の並び方が、関西とは逆になります。

日本には、古来より左上位の文化があるのにどうして関東では、お内裏様が向かって左(お内裏様からみて右)になるのでしょうか?

海外の国際儀礼では、日本とは逆に「右上位」の考え方があります。

明治時代より、皇室の公式行事等で国際儀礼の右上位の並び方・・・天皇陛下が皇后陛下の右側に立たれることようになられたことが、原因として有力な説となっています。

ただこれにも諸説があり、本当の理由ははっきりとしていません。

関東風の並び方を関東雛新式などとともいい、現在はこの並び方のほうが主流となっています。

お人形だけでなく、装具にも左右の違いがあるの?

お雛様・お内裏様の装具の飾り方には、関東風・関西風といった左右の位置の違いはありません。

装具の名前と、飾り方のコツを紹介しておきますね。説明文の番号は上の写真の番号と同じです。

  1. 冠(かんむり)・・・鶏のとさかのような部分は「纓」(えい)といいます。「纓」(えい)はまっすぐ正面をむくように飾るとりりしく見えます。
  2. 太刀(たち)・・・左腰に差します。日本人の多くが右利きですが、右手で刀を抜き易くするためには、左腰のほうが都合がよいのです。
  3. 笏(しゃく)・・・神主さんが持ってるアレです。右手に持たせます。
  4. 親王台(しんのうだい)・・・お内裏様・お雛様が座られる座布団のような台です。
  5. 三方(さんぼう)・・・神の供える飲食物である神饌(しんせん)を載せるための台です。お内裏様とお雛様のちょうど中間に並べます。
  6. 瓶子(へいし)・・・神事の時にお酒を入れる器ですが、ひな人形では、熨斗(のし)や紅白梅の花が入ることが多いです。三方の上に載せます。
  7. 桧扇(ひおうぎ)・・・開いて、お雛様の正面に両手で持たせます

三人官女・お道具の飾り方は?

お雛様・お内裏様には、関東風・関西風の飾り方の違いがありますよと説明しましたが、その他の部分では、持ち物に若干の地域差があるくらいです。

3段飾りの2段目となる「三人官女」3段目「お道具」の飾り方についても説明していきますね。上の写真の番号とこれから説明する文にふってある番号は、同じものになります。

三人官女の飾り方

三人官女は、同じ顔のように見えますが、顔が若干違っているんです。キーワードは、「口むすび」「眉なし」「口開き」です。

1.立った状態で右手を握り左手を開いている官女

口を閉じた(むすんだ)顔をしています。向かって左側に並べ、右手には銚子(ちょうし)を持たせます。

2.座って眉毛をそっている官女

眉毛がなくお歯黒の顔をしています(既婚者の証です)3人官女の中央に並べ、両手でお三宝又は、島台を持たせます。

余談ですが、3人官女の中で中央のこの女性が一番年長で偉い人という説もあります。

3.立った状態で両手を握っている官女

口を開いた顔をしています。向かって右側に並べ、長柄銚子(ながえちょうし)を持たせます

お道具の飾り方

4.お駕籠(かご)

向かって左側に並べます。時代劇によく出てくる偉い人を乗せて人力で運ぶ乗り物です。

5.重箱(じゅうばこ)

中央に並べます。おせち料理や運動会のお弁当で活躍するあの箱です。

6.御所車(ごしょぐるま)

向かって右側に並べます。偉い人が乗る牛に引かせる車になります。

7段飾りの並べ方ー五人囃子・右大臣 左大臣・仕丁はどう飾ればイイの?

ここまで最近人気・・・というよりも我が家で飾っている3段飾りのお雛様につい説明してきましたが。

次は、本格的な7段飾りのひな人形についても説明していきますね!

 出典  http://www.tenhodo.co.jp/archives/index.html

五人囃子(ごにんばやし)の並び順と見分け方

7段飾りでは、3段目になります。五人囃子は、向かって左から

  1. 太鼓(たいこ)
  2. 大鼓(おおつづみ)
  3. 小鼓(こつづみ)
  4. 笛(ふえ)
  5. 扇(おうぎ・・・謡(うたい))

の順に並べます。一番右端の童子は、楽器を持っていませんが、声を担当します。

五人囃子は、左から順にだんだん音が小さくなる楽器を持っている

と覚えると覚えやすいと思います。

右大臣(うだいじん)左大臣(さだいじん)の並び順と見分け方

7段飾りでは、4段目になります。写真の注意にも書いてありますが、

  1. 右大臣 → 正面からみて左側
  2. 左大臣 → 正面からみて右側

右左の漢字と逆の場所に並べます。

見分け方は簡単で、若いほうが右大臣・年配のほうが左大臣です!

仕丁(しちょう)の並び順と見分け方

7段飾りでは、5段目になります。

仕丁とは、平安時代に身分の高い人の身の回りの世話をする役割の人になります。

並び順はむかって左から

  1. 笑い顔の人形・・・立傘(りつだい)または、箒(ほうき)を持つ
  2. 泣き顔の人形・・・沓台(くつだい)または、ちりとりを持つ
  3. 怒り顔の人形・・・台傘(だいがさ)または、熊手(くまで)を持つ

になります。ちなみに立傘とは現代の雨傘(あまがさ)、台傘とは現代の日傘(ひがさ)のことです。

おひな様をおしゃれに飾るためのワンポイントってあるの?

ひな人形自体が、長い年月をかけて、美しく見せるために洗練されてきていますので、何もしなくても十分おしゃれです。

そこに、あえてワンポイントで手をくわえるのであれば、

手芸店などで売っている赤いフェルトを適当な大きさにカットし、お道具の下に敷いたり、ひな壇全部を赤い布で覆って、ゴージャスさを出す方法もあります。

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