スタッドレスタイヤの寿命は年数で決まるの?走行距離や溝との関係などスタッドレスタイヤの寿命に関する疑問のお答えします

スタッドレスタイヤを購入したいと考えていても、使用頻度がそんなに高くない場合は、「新品」にするか「中古」にするか迷うところだと思います。

新品のスタッドレスタイヤほうが雪道での性能に優れているのは間違いありませんが・・・

「新品を購入しても・・そんなに使わないうちにスタッドレスタイヤの寿命年数がきて使えなくなってしまうんじゃないの?」という疑問がわいてきますよね?

だけど、中古のスタッドレスタイヤを購入したら、タイヤが正常に作動しなくて大事故につながるかもしれない・・と思うと中古の購入にも不安が残ります。

もし・・自分でスタッドレスタイヤの寿命を判断出来る知識があれば、スタッドレスタイヤ購入する際の選択の幅が広がり、自分の目的に応じてより経済的に購入することが出来ますよね。

そこで、これからスタッドレスタイヤを選ぶ際の基礎になる知識・・・具体的には

  • スタッドレスタイヤの寿命年数はどれくらい?
  • 使用年数以外にスタッドレスタイヤの寿命を決めるものがあるの?(タイヤの溝? ゴムの硬度? 走行距離?)

といったことから、

  • スタッドレスタイヤの寿命を延ばすにはどうすればイイの?
  • 夏にスタッドレスタイヤを履いた車に乗っても大丈夫なの?

といった知っていると役に立つ知識についても紹介します。是非参考にしてくださいね!

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スタッドレスタイヤの寿命年数は?年数が経っていても大丈夫なの?

スタッドレスタイヤの寿命(耐用年数)は、約3年とよく言われていますが、3年を経過したスタッドレスタイヤを使用するのはすごく危険なんでしょうか?

・・と聞かれれば答えはNOです。

スタッドレスタイヤは、一般の夏用タイヤよりも柔らかいゴムでできています。雪道での車の挙動を安定させるためには、このゴムの柔らかさが重要なのです。

よくいわれる3年という数字は、このゴムが徐々に固くなり始める年数というだけで「一般的なタイヤの保管状態で3年を過ぎると徐々にスタッドレスタイヤの効きが悪くなっていくから気をつけてね!」という注意喚起にすぎません。

一般的な保管状態という書き方をしましたが、例えばスタッドレスタイヤを野ざらし、雨ざらしの状態で保管していると・・・3年よりももっと短い期間でゴムは硬くなっていきます。

これから紹介する動画では、新品のスタッドレスタイヤと5年を経過したタイヤとでの雪道のブレーキによる停止距離を計測しています。

その結果・・・5年経過したものが平均でわずか30cmしか差がなく、10年経過したタイヤでも1.4m程度しか差が出ていません。

このことから、スタッドレスタイヤの寿命に経過年数は、あまり関係がないということが良く分かります! 

スタッドレスタイヤの寿命はどうやったら分かるの?中古タイヤを選ぶ時の3つのポイントとは

これまでの説明で、スタッドレスタイヤの経過年数と性能は、そこまで関係ないことが分かって貰えたと思います。

そうなると気になるのが、中古タイヤを選ぶ際や、自分がすでに使用しているスタッドレスタイヤの寿命をどうやって判断するかですよね

スタッドレスタイヤの安全性を確保し、寿命を見極めるには、以下のポイントが重要だといわれています。

1.スタッドレスタイヤの溝の深さ

一般的にスタッドレスタイヤの溝の深さが、半分以下になると極端に雪道での性能が落ちると言われています。

溝の深さが半分以下になったかどうかを判断するために、スタッドレスタイヤには「プラットフォーム」と呼ばれるものがついています。

走行距離が増えるとスタッドレスタイヤの表面(溝の部分)が摩耗し、下の写真のようにプラットフォームがタイヤの表面と同じ高さになります。

その時点で、溝の深さが半分になったことを意味し、スタッドレスタイヤとしては、寿命を迎えたことになります。

ただ、これはスタッドレスタイヤとしての寿命であり、通常の夏用タイヤとしては、スリップサインが出るまで使うことは出来ます。

ちなみに、「プラットフォーム」と「スリップサイン」はよく似ていますが、全くの別物ですので注意してください。※プラットフォームはタイヤに4か所しかありません。

2.スタッドレスタイヤのゴムの硬さ

スタッドレスタイヤの性能には、ゴムの柔らかさが大きな働きをしていることは、すでに説明しました。

では、ゴムが硬くなっているかどうかは、どうやって見分ければイイのでしょうか?見た目でゴムの柔らかさを知る方法としては、次の2つがあります。

  1. スタッドレスタイヤの側面(サイドウォール)にシワがよっていないか
  2. スタッドレスタイヤの側面(サイドウォール)がひび割れしていないか

この1と2のどちらかに当てはまる時は、タイヤのゴムが大分硬くなっており、寿命が近いことが予想されます。

見た目で判断できない時には、タイヤの販売店に行くと「硬度計」という機械でゴムの硬さを計測してくれます。

ちなみにこのタイヤの硬度計を自分で購入すると大体1万円~になります。

3.スタッドレスタイヤの走行距離

スタッドレスタイヤの寿命と走行距離との関係については、あくまでも参考程度にしかなりません。

よく耳にするスタッドレスタイヤの限界走行距離数は、大体10,000km~15,000kmですが、これは使用状況・・・例えば雪道でなく夏のドライな路面を走ったとかで大きく違ってくるのであまりあてにはなりません。

重要なのは、走行距離よりもこれまで説明した通り「溝の深さ」「ゴムの柔らかさ」ですよ!

スタッドレスタイヤの寿命を延ばす6つの方法

せっかく購入したスタッドレスタイヤ・・・どうせなら長持ちさせたいですよね。ここでタイヤの寿命を延ばす方法を紹介しますね。

スタッドレスタイヤ装着時の注意点

  1. 夏場の道路(ドライな路面)での走行をしない
  2. 車が止まった状態でのハンドル操作をしない(据えぎり)
  3. 急発進・急ブレーキ・急ハンドルをできるだけ避ける

スタッドレスタイヤ保管時の注意点

  1. 水洗いをして付着しているごみを落としておく
  2. タイヤの空気圧が、1キロ~2キロ程度下がるようエアーを抜く
  3. カバーを掛け、雨風、直射日光の当たらない通気のよい場所に保管する

夏場にスタッドレスタイヤを装着しても大丈夫なの?

スタッドレスタイヤの寿命からは、少しハナシが逸れますが、出来るだけ安くスタッドレスタイヤを購入したい場合の裏技的方法と注意点をちょっと紹介します。

使用頻度にもよりますが、冬場はワンシーズンのみの使用と割り切り、あまり溝が深く残っていない、中古のスタッドレスタイヤを購入します。

冬が過ぎ雪が溶けても、夏タイヤに交換せず、そのままスリップサインが出るまで履き続ける。

夏場にスタッドレスタイヤを使用する際の注意点

スタッドレスタイヤは、ゴムが柔らかく・溝の多いことからイメージ的にはグリップがよく、夏に使用しても問題ないかのように思えます。

ですが、実はスタッドレスタイヤの夏の路面での使用は、ノーマルタイヤに比べて遥かに性能が劣ってしまうのです。その点は十分の理解した上で使用しましょう。

1.ノーマルタイヤに比べ乾いた路面でのブレーキ性能が劣る

スタッドレスタイヤは、ゴムが柔らかく溝に細かく切れ込みが入っています。そしてこの切れ込み部分は、ブレーキ時にかかる力の反動でぐにゃぐにゃと変形します。

結果、タイヤが重力に耐え切れず逆にグリップ力が低下し、ブレーキ時の制動距離が伸びてしまいます。

2.ノーマルタイヤに比べ濡れた路面でのブレーキ性能はさらに劣る

スタッドレスタイヤの柔らかく細かい切れ込みは、水が入り込んだ状態になりやすく、タイヤと路面との間に水の膜を作りやすくなります。

この水の膜は、車のブレーキやハンドルのコントロールが効かなくなるハイドロプレーニング現象を起こす原因になり、ブレーキの制動距離も大幅に伸びてしまいます。

夏にスタッドレスタイヤを使用する場合には、夏タイヤとは全く別物だという認識を持ち、あまりスピードを出さず、余裕を持った弱めのブレーキを心がけましょう!

ノーマルタイヤで同じような感覚で走ると、車体が前後左右によれたり、後輪が滑ったり、車が止まるまでに思ったより距離が伸びたりしてかなりコワイ思いをしますよ!

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